鍼灸国試

臨床医学総論

臨床医学総論は診断学・治療学・生体防御の総論。バイタルサインとフィジカルアセスメント、臨床検査・腫瘍マーカー、一次救命処置、免疫が柱で、いずれも臨床医学各論や鍼灸臨床の土台になる。数値の正常範囲と検査の意味を押さえる。

6年出題数: 61問収録テーマ: 7件S×1A×2B×2C×2目安: 15〜20時間
臨床医学総論の過去問を解く第29〜34回の実際の国家試験から臨床医学総論の60問を1問ずつ・正答と解説つきこの科目の予想問題を解く臨床医学総論の予想問題(オリジナル問題)を1問1画面で・解説と図解つき(全10問)

出題統計・重要度分布

S 最重要1件(14%)A 重要2件(29%)B 標準2件(29%)C 参考2件(29%)

年度別・この科目の出題数推移

11第29回
10第30回
10第31回
10第32回
10第33回
10第34回

各年度でこの科目から出題された問題数(6年計 61 問)

🗺 初学者向け学習ロードマップ

この順番で学習すると理解が積み上がります

1
バイタルサインとフィジカルアセスメントA

成人の正常値、心音聴診部位、視触打聴診の基本から始める

2
臨床検査・画像診断・腫瘍マーカーA

臓器別マーカー、被曝の有無、心電図のST変化

3
救急医療・一次救命処置・ショックB

胸骨圧迫の速さと深さ、ショックの分類

4
免疫学B

アレルギー4型の分類と代表疾患

5
治療学の基礎C

原因療法・対症療法・緩和ケアの考え方を最後に確認

⭐ 第35回 学習優先テーマ(S・A級)

出題数 TOP5第29〜34回 合算(問数)

⚠ よく間違えるポイント

✗ アレルギーⅠ型とⅣ型の違い

Ⅰ型(即時型)はIgE抗体が関与、肥満細胞・好塩基球からヒスタミン放出(花粉症・アナフィラキシー)。Ⅳ型(遅延型)はT細胞性免疫、接触性皮膚炎・ツベルクリン反応。

✗ 胸骨圧迫の速さと深さ

速さは100〜120回/分、深さは約5cm(6cmを超えない)、圧迫30:換気2。AEDは一般市民・施術者も使用できる。

✗ 被曝のある検査・ない検査

被曝なし=MRI・超音波。被曝あり=単純X線・CT・PET・シンチグラフィ(RIを使用)。

🔮 第35回 狙われそうなテーマ

過去4年の出題推移・出題頻度・未出テーマをもとにした予測です

出題確率 中

免疫学(アレルギー分類と自己免疫)

近年SLEなど自己免疫疾患の詳細が問われやすい

出題確率 中

バイタルサインとフィジカルアセスメント

心音聴診部位・声音振盪など診察手技が継続して出題

出題確率 中

臨床検査・腫瘍マーカー

臓器別マーカーの対応と被曝の有無は形を変えて繰り返し出題される

テーマ一覧(全7件)

主要症候の診かた(症候学)

S最重要

臨床医学 › 臨床医学総論 › 症候学

意識障害(JCS/GCS)・めまい(末梢性/中枢性)・黄疸の分類・呼吸困難・浮腫・発熱の熱型・痛みの性状など、主要症候を病態から鑑別する。臨床医学総論の中心テーマで、疾患名ではなく「症候→鑑別」の型を問う。

6回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

バイタルサインとフィジカルアセスメント

A重要

診察法 › 診察の基本 › バイタルサイン・視診・触診・打診・聴診・計測

成人バイタルの正常値(体温・脈拍60〜100・呼吸12〜20・血圧・SpO2)と頻脈/徐脈の原因を整理。心臓弁の聴診部位(大動脈弁:第2肋間胸骨右縁、僧帽弁:心尖部)、声音振盪の増強・減弱、四肢周径の計測点も確認しておこう。

4回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

臨床検査・画像診断・腫瘍マーカー

A重要

臨床検査 › 検査法の種類と意義 › 生化学検査・心電図・画像診断・腫瘍マーカー

臓器別の腫瘍マーカー(PSA=前立腺、AFP=肝細胞がん、CA19-9=膵・胆道、CA125=卵巣、CEA=大腸)を対応で暗記。被曝の有無(MRI・超音波はなし、X線・CT・PET・シンチはあり)、心電図のST低下=心筋虚血も整理。

3回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

救急医療・一次救命処置・ショック

B標準

治療法 › 救急処置 › 一次救命処置(BLS)・AED・ショックの分類

胸骨圧迫は100〜120回/分・深さ約5cm(6cmを超えない)・圧迫30:換気2。AEDは一般市民・施術者も使用可。ショックの分類(循環血液量減少性・心原性・血液分布異常性・閉塞性)とショックの5徴を整理。

3回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

治療学の基礎

C参考

治療法 › 治療学総論 › 原因療法・対症療法・根治療法・緩和ケア

原因療法・対症療法・根治療法・補充療法の区別を具体例で整理。緩和ケア/ターミナルケアの目標は苦痛緩和とQOL維持であり、根治・延命が目標ではない点を押さえる。意思決定は医師と患者本人が中心。

2回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

免疫学

B標準

疾患の成立と生体反応 › 免疫機構 › 自然免疫・獲得免疫・アレルギー・自己免疫疾患

自然免疫(NK細胞・マクロファージ等)と獲得免疫(T細胞・B細胞)の役割を整理。アレルギーの分類(Ⅰ〜Ⅳ型)と代表疾患を対応付けて暗記。補体・MHCの概念も確認。

0回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回

院内感染対策・標準予防策

C参考

疾患の成立と生体反応 › 感染と生体防御 › 医療関連感染・標準予防策・手指衛生

院内感染は入院後おおむね48時間以降の感染。標準予防策はすべての患者の血液・体液・排泄物・粘膜・損傷皮膚を感染源とみなす。手指衛生が最も基本的かつ重要な対策。

0回

出題

第29回第30回第31回第32回第33回第34回