きゅう理論
きゅう理論は施灸法の種類・禁灸部位・熱傷の処置が中心。はり理論と並行して学ぶと効率的。有痕灸・無痕灸の特徴と施灸量の調節もあわせて整理しておこう。
出題統計・重要度分布
年度別・この科目の出題数推移
各年度でこの科目から出題された問題数(6年計 60 問)
🗺 初学者向け学習ロードマップ
この順番で学習すると理解が積み上がります
熱傷の深度(Ⅰ〜Ⅲ度)と処置・禁灸部位を整理
⭐ 第35回 学習優先テーマ(S・A級)
出題数 TOP6第29〜34回 合算(問数)
⚠ よく間違えるポイント
✗ 熱傷の深度と処置の対応
Ⅰ度:発赤(冷却のみ)、Ⅱ度:水疱(清潔に保ち医療機関へ)、Ⅲ度:壊死(壊死部は除去、植皮が必要なこともある)。深度が上がるほど重篤。
🔮 第35回 狙われそうなテーマ
過去4年の出題推移・出題頻度・未出テーマをもとにした予測です
灸の副作用と禁灸部位
不出年度に復活する傾向があり、第35回は注意が必要
施灸法の種類(有痕灸・無痕灸)
灸の種類と適応の比較問題が増加傾向
テーマ一覧(全8件)
灸の全身作用と作用機序
S最重要灸の作用機序 › 全身反応と神経機構 › 温熱受容器・熱刺激の伝導路・体性自律神経反射・免疫賦活・HSP
温熱刺激は温度感受性TRPチャネル(TRPV1=43℃以上・カプサイシン受容体、TRPV2=52℃以上など)で受容され、Aδ線維・C線維で伝導し脊髄後角→外側脊髄視床路を上行。施灸→交感神経亢進→血圧上昇(昇圧反射)で、その遠心路は交感神経節前線維(B線維=細い有髄線維)。施灸は白血球増加・免疫賦活(防衛作用)や熱ショック蛋白質(HSP)誘導にも関与。
6回
出題
灸法の種類(有痕灸・無痕灸・隔物灸・灸頭鍼)
S最重要灸の操作 › 施灸法の分類 › 透熱灸・知熱灸・焦灼灸・打膿灸・隔物灸・温灸・灸頭鍼
有痕灸(灸痕を残す):透熱灸(艾炷を燃焼しきる)・焦灼灸(ウオノメ等の組織焼灼)・打膿灸(化膿させる)。無痕灸(灸痕を残さない):知熱灸(熱を感じたら除去)・隔物灸(生姜・にんにく・塩・味噌・附子)・温灸(棒灸・温筒灸)・灸頭鍼。小児には艾条灸(棒灸)が適する。
6回
出題
艾(もぐさ)の原料・製造・品質
A重要灸の基礎 › 艾の製造 › 原料(ヨモギ)・製造工程・精製度と品質
艾の原料はヨモギ(艾葉)の葉裏の毛茸・腺毛。製造工程は乾燥→粉砕(石臼で毛茸を分離)→篩い分け→けんどん(夾雑物除去)を繰り返す。高精製の艾は淡黄白色・繊維質が多く・夾雑物と灰分が少なく・燃焼が緩やかで透熱灸(糸状灸)に適する。良質の艾は精油(シネオール等)を多く含む。
6回
出題
施灸の局所反応(フレア現象・軸索反射)
S最重要灸の作用機序 › 局所の生体反応 › 侵害受容器の興奮・軸索反射・炎症性物質・熱傷
施灸局所の三徴(発赤・膨隆・熱感)。順序:ポリモーダル受容器の興奮→逆行性(軸索反射)伝導→神経ペプチド(サブスタンスP・CGRP)遊離→血管拡張(フレア)・血漿漏出(浮腫)。施灸初期には肥満細胞からヒスタミンが遊離。透熱灸ではⅡ度熱傷が生じ、炎症性サイトカイン(IL-6等)が産生される。
4回
出題
施灸の禁忌・禁灸部位と注意を要する患者
A重要リスク管理 › 施灸の禁忌 › 禁灸部位・禁忌状態・易感染性患者への配慮
透熱灸を避ける部位:顔面(特に眼周囲=睛明・承泣・陽白など)・大血管上・粘膜・関節部・妊婦の腰腹部。禁忌状態:高熱・急性炎症・出血傾向・悪性腫瘍部・皮膚感染部。糖尿病患者は末梢神経障害による知覚低下と創傷治癒遅延から熱傷・感染のリスクが高く、最大限の注意を要する(温灸・隔物灸を選択)。
3回
出題
灸の副作用(熱傷・化膿・灸あたり)と管理
A重要リスク管理 › 施灸の有害事象 › 熱傷の深度・灸痕の化膿予防・灸あたり
熱傷の深度:Ⅰ度(発赤)・浅達性Ⅱ度(水疱・強い疼痛)・深達性Ⅱ度(水疱・知覚鈍麻)・Ⅲ度(壊死・知覚消失)。灸あたり(全身倦怠・疲労・めまい)の予防は刺激量を減らすこと。有痕灸後は灸痕を清潔に保ち、糖尿病・ステロイド長期服用・高齢者は易感染性に注意。
3回
出題
施灸量と刺激の調節
B標準灸の操作 › 刺激量の調節 › 艾炷の大小・壮数・ひねりの硬さ・施灸間隔
刺激量は艾炷の大きさ(米粒大・半米粒大・糸状)・壮数・ひねりの硬さ・底面の広さ・施灸間隔で調節する。ひねりを硬く・底面を広くすると熱刺激は増大。小児・高齢者・虚弱者・知覚過敏者は小さい艾炷・少ない壮数・柔らかいひねり・艾条灸から始める。
0回
出題
灸の副作用
B標準リスク管理 › 灸療法の医療過誤と副作用 › 施灸による熱傷と禁灸部位
熱傷の深度(Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度)の判別と処置を整理。禁灸部位(大血管・目・顔面等)を暗記。有痕灸と無痕灸の特徴と適応。施灸量の調節法も出題。
0回
出題